以下のデータを視覚化する。これは、相関分析で使ったデータと同じ。今回のデータは計画行列ではない。架空のデータで、a列が握力、b列が垂直飛びの結果だとする。
このデータのa列をx軸とb列をy軸に割り当てて散布図を描いてみる。
なお、学会発表や論文のために作図する場合は、より自由度が高く、美しい作図が可能なggplotパッケージを用いた方が良い。
data1としてデータを読みこんでいる。
コードは以下の通り。plotが関数の名前で () 内に必要な情報を入力していく。最初にx軸(data1$a)、そのあとにy軸(data1$b)を指定する。
plot(data1$a, data1$b)
x軸とy軸のラベルを任意に変更する場合にはxlab=、ylab=で指定してやればよい。
plot(data1$a, data1$b, xlab = "a", ylab = "b")
複数の散布図を重ねることもできる。以下のように2つのグループの握力と垂直飛びのデータがあったとして、それを散布図で重ねて表示したいとする。
コードは以下の通り。上のデータをdata2として読み込んでいる。ドットに色を付けて区別させたいので、色がわかりやすいドットの形に変更する。pch=で変更する。19番で塗りつぶしのドットを出力できる。また、col=で色分けを指定する。factor()として色分けしたい列の名前を入れる。
plot(data2$a, data2$b, xlab = "a", ylab = "b", pch = 19, col = factor(data2$group))
ただし、これだとどの色がどのグループかわからない。そこで、plot関数を実行した後に、legends関数を実行する。コードと図は以下の通り。 () 内は最初に凡例を表示する場所、凡例として表示するデータ、凡例に表示するドットの形、凡例の色、を指定していく。表示場所は左上にしたいので"topleft"とする。凡例を表示するためにはlegend=levels(factor())と入力し、factorの () 内に列名data2$groupを指定する。pch=は19番としてドットの形を指定する。col=factor()で色を指定する列data2$groupを指定する(ただし、factorをlevelsで囲む)。
plot(data2$a, data2$b, xlab = "a", ylab = "b", pch = 19, col = factor(data2$group)) legend("topleft", legend = levels(factor(data2$group)), pch = 19, col = factor(levels(factor(data2$group))))
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